top of page
執筆者の写真フィンチ・グレース史

本物への道

久々に号泣クラスの感動を経験しました。「マイバッハ」というピアニストの生涯を描いた映画を、アマゾンプライムで見ました。


ブラジル出身のジョアン・カルロス・マルティンスは、テクニックを磨き上げた上に、バッハ全曲(何千もある)をいつでも弾ける位に暗譜していた、世界的なピアニストでした。


子供の頃から音楽漬けで猛練習をして、超人的テクニックを磨き上げ、とても覚えられない位難解な現代音楽のコンチェルトを三週間で仕上げて本番で成功させるなど、どんなに情熱を傾けて、必死に練習して夢を形にしたのかを考えると


その後の不幸がたまらなく気の毒に感じます。怪我で神経を損傷し、右手の指が動かなくなってしまうのです。


それまでの努力以上にリハビリをして、金属の器具を指にはめてなんとかまた弾けるようになります。この時点で、もうすでに奇跡!


鍵盤が血で染まってしまうほどの状態、それでも演奏家として復活。レコーディングも再開できた矢先、今度は夜道で襲われ頭を鉄の棒で強打され、脳に損傷を負ってしまいます。


あんなに苦労して復活させた右手に激痛が走るようになり、また道が閉ざされてしまい、なす術はないと思うのが普通ですが、なんと左手だけのピアノ曲で復活します。


戦争で右手を失ったピアニストの為に書かれた左手だけの曲が始まりで、その後も左手だけの曲が沢山作曲されています。日本でも舘野泉さんが、病気で右手が動かなくなった後も、左手だけの演奏家として活躍されています。最近では、左手だけで演奏するピアノコンクールも開かれているようです。


左手だけで両手分の演奏をする難曲で世界中を巡るコンサートを再開しますが、今度は練習のし過ぎで左手も動かなくなってしまうのです。


しかし、彼はそれでも諦めず、資金集めに苦労を重ね、とうとう今度は自分のオーケストラを結成するのです。


そのオーケストラと一緒に、ピアノを演奏するラストシーン。俳優さんではなく、ご本人の演奏です。固まって動かない両手、それぞれ一本か二本の指だけで!


すざまじいテクニックで、世界一のバッハ弾きだったピアニストが、指一本になっても演奏し続ける姿は、衝撃と感動、号泣を誘います。


演奏だけではなく、子供達の教育活動にも情熱的に行なっている姿は、魂の目的そのものに感じます。


奏でられる音、一つ一つが、神聖な響き、高次なる世界の共鳴で、


あ〜やっぱり、磨かれて、神聖さが増すほどに、シンプルにシンプルになる、


本物とは難解なものではない、すごくなろうとか、みんなに認めてもらおうとか、そういう人間の欲が清められ、純化され、光に置き換わり、


そして、上と一つになって、本物の共鳴だけをここに響かせられるようになるのは、ピアノ弾きもエネルギーワーカーの私達も同じ。


そうなるまでの道は、大変と苦労、難しさの連続のようで、思い通りにならないと悩みそうになるけれど、


私も、もっともっと謙虚になろう。何かのせいにしたり、少しでも感情から物事を判断したり、人をジャッジしたり、微塵もしなくなるまで、自分を磨こう。


上と一緒にできた仕事、今日の自分に満足しながら、悩み考えるマイナスの思考を0にして、謙虚さと感謝、ハートに届く愛の光だけで、上の誠実さを地上で表し続けることだけに集中しよう。


そうできるように、そうなれるように、サポートを祈りまくった一日でした。


今、イニシエーション? きっとみんなイニシエーション中。応援しあい、祈り合い、助けあって、素晴らしい現実を創造しましょう。





閲覧数:115回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentários


bottom of page